NPO食農ネットささかみ

生きものとの共生を目指す。

ささかみでは、単なる“環境保全型農業”ではなく、“環境創造型農業”の普及・発展を目指しています。様々な生きものと、私たち人間が共存・共生できる地域を“農”を中心に創造していきたいと考えています。

生きものを育む、“ふゆみずたんぼ”
ふゆみずたんぼ

ささかみで行われている有機農法のひとつ。普通、稲刈りの後に田んぼに水を入れるということはしませんが、この農法は冬期の間も水を張りっぱなしにします。その間、水と土の中で活発に生きものたちが活動をし、田んぼに栄養が蓄えられます。それだけでなく、それらを捕食する動物の生活を支え、結果的に生物多様性の要の場所となるのです。

田んぼの生きもの調査
田んぼの生きもの調査

ささかみでは、定期的に生産者・JA・あるいは消費者と一緒になって、有機栽培の圃場を中心に田んぼの生きもの調査を実施しています。

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イトミミズ

田んぼの中でユラユラしている。頭を下にしてお尻を水中に出し、口から土と一緒に有機物を吸い込んでいる。お尻からフンを出すことで、土の上にトロトロ層と呼ばれる層ができる。

イトミミズで除草が出来る!?
イトミミズのトロトロ層の下に草の種が押しやられることで光が届かず雑草の芽が出にくくなります。

ユスリカ

イトミミズと同じく土と有機物を食べる。水質を浄化する。また、土の中の栄養を体内に蓄えたまま成虫になるので、ユスリカをエサにする生きものにとっては大切な存在なのです。

他には

センチュウミジンコドブシジミヒルなどの小さな生きものが田んぼの土の中には生きています。

メダカ
メダカ

『メダカの学校』で有名な、メダカ。実は絶滅危惧種に指定されています。なぜメダカが今、絶滅の危機に瀕しているのか。それは農薬の使用による水質の汚染が原因です。それから、人間の都合のいいように作られたコンクリートだらけになってしまった圃場環境。水流のあるところで水草などにたまごを産み付けるメダカは、流れの速すぎる水路では生きていけません。昔はたくさん見られた光景も、今では貴重です。

タニシカワニナなどの貝類

田んぼの中に見られる貝類です。田んぼの中の植物などを食べています。特にカワニナはゲンジボタルの幼虫のエサになる貝ですので、貴重です。

ホタル
ホタル

6月の初旬、夜になると現れるのがホタルです。エサになる貝類がいて、水質のキレイなところにしか生息できません。当然、農薬を使用するところにはいません。ささかみでは、環境創造型農業を推進するようになってから、あちらこちらにこのホタルが見られるようになりました。

ヤマアカガエル

このカエルは、2~4月に山からおりてきて、田んぼのみずたまりに産卵します。この時期に田んぼに水が張っていないと産卵できず、全国的には減少が続いています。

その他ささかみの有機の田んぼで見られる生きものたち

タイコウチコオイムシマツモムシミズムシミズカマキリサギツバメヘビなど多数。

マツモムシ

マツモムシ

ミズカマキリ

ミズカマキリ

生きもの調査に取り組んでいます!

生きもの調査

Aささかみの管内では、20組織(23集落)がH19年度より農地・水・環境保全向上対策に取り組んでおります。そのうち12組織がH22年度より各集落の圃場で生きもの調査を定期的に取り組みます。その経過、結果などをお知らせします。
(JAささかみ・ささかみ米産直部会・NPO食農ネットささかみ協賛)

スケジュール
第1回調査 5/29(土)・30(日) 目安:田植え後15日頃。生きものが生まれる時期。
第2回調査 6月中旬 目安:田植え後40日頃。生きものが親になる時期。
第3回調査 7月下旬 目安:出穂頃。生きものが一番多い時期。

その他にも行っています。

  • パルシステムさんとの産地へ行こうツアーの2日目オプションとしての生きもの観察/調査
  • 毎年8月に開催されるゆうきの里農業者大会におけるフィールドワークとしての生きもの調査
  • その他研修会のフィールドワークとしての生きもの調査